2024年3月23日に俳優の寺田農(みのる)の死去のニュースが流れました。
死因は「肺がん」で、すでに近親者のみの葬儀が行われたとのことです。
寺田さんはタバコが好きなだったようですが、健康にも気を使われていました。
若い頃は寺田さんの喫煙は高倉健さんの前でもしていたというエピソードを見つけました。
今回は寺田農さんと高倉健さんのエピソードと亡くなる前のエピソードについてまとめてみました。
寺田農のプロフィール
氏名:寺田 農
読み方:てらだ みのる
生年月日 :1942年11月7日
没年月日 :2024年3月14日
没年齢:81歳没
出生地:東京府東京市(現:東京都)豊島区椎名
身長:173 cm
ジブリ作品「風の谷のナウシカ」のムスカ大佐役で有名な方です。
声優やナレーション意外にも俳優としても活躍をされていました。
寺田農の死因は肺がん
寺田さんは死因は「肺がん」です。
肺がんは原因に「たばこの影響」が大きいというのはよく知られていますね。
寺田さんは若い頃から喫煙をされていました。
「若い頃はケンカとお酒ばかりだった」そうです。
そんな中1978年に高倉健さんと共演した際のエピソードがありました。
当時の銀幕のスターだった高倉健さんとの前ではどうな感じだったのでしょうか?
寺田農と高倉健のエピソード
1978年、映画『冬の華』(降旗康男監督)で寺田さんは高倉健さんと共演されています。
当時を語っているインタビューでは次のように語られていました。
高倉健さんはにんにくが嫌い、周囲の方は健さんの前ではたばこは気を使って吸わなかったようです。
そんなエピソードがこちらです。
明日健さんに初めて会うという日に、これは早く寝ようと思って、早く寝るためには少し飲んだほうがいいだろうって飲んでいるうちに、朝まで飲んじゃって(笑)。もうベロベロになっちゃってニンニクと酒の臭いがすごい状態で撮影所に行って、セットの前に発泡スチロールのお墓があったから、そこに倒れこんでいたの。
引用:TverPLUS+
大スターとの共演だったら、緊張はしますね。
寝酒を試みたようですが、逆に目が冴えてしまったようです。
こうしたことはありますね。
しばらくして俳優会館のほうから、タッタッタッタとまるで『アラビアのロレンス』のオマー・シャリフのような登場で、ピタッと僕の前で止まるわけですよ。それで『高倉です、よろしく』って言われたの。
僕はとんでもないと思って、すぐに立ちあがろうとしたんだけど、酔っていて起き上がれないんだよ。それで『よろひくお願いひましゅー』みたいな感じで(笑)。
引用:TverPLUS+
最初の印象は悪い感じに健さんは捉えられたかもしれませんね。
この撮影の最終日に高倉健さんの方から食事のお誘いがあり、そこでも寺田さんは気兼ねなく健さんと過ごされたようです。
それで演技事務の人に『健さんがメシに連れていってくれるみたい』って言ったら、『健さんはそんなこと絶対にない人やから、絶対に行きや』って言われて。それで最初に行ったのが健さんの行きつけのステーキハウス。
『テラちゃんは酒も強いしタバコも吸うし、何でも好きにやってください』って言われたから、ガンガン飲んでタバコもプカプカやって(笑)。』
そうしたところが高倉健さんに愛されたんだと思ます。
『冬の華』以外の作品でも健さんに声をかけてもらって、可愛がられていたようです。
寺田農は健康に気をつけていたがたばこはやめれない
寺田さんは健康には自身があったようです。
2021年11月10日のENCOUNTのインタビューでは次のように応えられていました。
「耳は聞こえなくなるし、目も歯も悪くなったが」と明かすが、健康には自信がある。「生涯不良でいるには健康でいないとね。酒もたばこも一切やめていない。だから、ストレスがないんだな。ただ、酒は飲まなくなっちゃったね。昔の仲間は死んじゃったからね」。
ストレスがなく、人生を楽しめているのは幸せなことだと思います。
なかなかできないことです。
なんだかこうした人生を歩みたいと思いました。
晩年は肺がんを患っていたようで、苦しい思いをされていたかと思いと心苦しいですね。
今回はマルチな活躍をされた寺田農さんの死因は喫煙?高倉健さんとのエピソードについてまとめてみました。
また偉大な俳優がなくなりました。御冥福をお祈りいたします。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。